てるてる家族 総集編

きりん

2007年08月28日 02:11



 2003年10月から2004年3月に放送されたNHKの連続テレビ小説、いわゆる朝ドラの「てるてる家族」、放送終了から3年余りを経て、このたびDVDが発売されましたー。
 いやー、待ちに待ちましたー。

 ここ数年朝ドラはよく観てるけど、これほどハマった作品は他にありません。私的に朝ドラの最高傑作です。



 ドラマの内容紹介を、手を抜いてDVDの説明文を引用すると、

 人生への希望をてるてる坊主に願い、
  夢を抱いて奮闘する四姉妹と家族の涙と笑いの物語。


 「昭和20〜40年代の大阪・池田市を舞台に、製パン店を営む岩田家の底抜けに明るい家族の物語。
 肝っ玉母ちゃんの照子と、のんびり屋の父、春男が四姉妹をたくましく育てます。
 長女 春子はオリンピック、次女 夏子は紅白歌合戦、三女 秋子は世紀の大発明、末っ子 冬子はパンづくりとそれぞれの夢に向って邁進します。
 懐かしの昭和歌謡曲に乗せてお届けする『踊る朝ドラ』!」


 踊る朝ドラ!?

 そう、踊るのである。のみならず歌も歌う。歌って踊っちゃうである。朝から。歌がうまかろうと音が外れていようと…。


 当然のことながらコメディです。思いっきり笑わされたりチョコチョコ細かく笑わされたり、でも泣かせる場面はちゃんと泣かしてくれるのです。


 ヒロインは四女の冬子(石原さとみ)。優秀な姉たちに囲まれて、自分の行く道を模索してるうちに、お母ちゃん(浅野ゆう子)の思い付きをきっかけに宝塚歌劇団をめざすけど…、というような女の子。
 勉強はできない、グータラで気もあまりきかない。そんなだから家族からも期待されてない。
 今までの朝ドラヒロインにはなかったタイプです。


 この子がめちゃ可愛い。ルックスは別嬪さんではあるけれど、それよりも彼女が醸し出すのほほんとした空気がたまりません。
 ファニーがニンゲンになったらこんな子になるに違いないと確信しております。
 こんな娘が欲しい!。いたらむちゃくちゃ心配やけど。




 もうひとり、このドラマで初めて見て、めっちゃおもろかったのが、三女 秋子役の上野樹里
 
 煮詰まると突然マンボやモンキーダンスを踊りだしたり、ゲージツを爆発させたりする優等生役で笑わせてもらった。
 その後、「てるてる家族」と相前後して撮影された映画、「スウィングガールズ」で大ブレークしはりました。



 舞台は池田ということで、池田にまつわる事物がふんだんに盛り込まれている。
 NHKだから商品名は出ないけど、ダイハツのミゼットチキンラーメンカップヌードル教育大学附属池田小学校出身の手塚治虫。などなど。
 さらに近隣の宝塚歌劇や、梅田コマ劇場梅田スケートリンクといった、阪急宝塚線沿線も含めた場所が登場する。
 若い頃小説家を志し、自費出版で小説を出す近所の実業家(大村崑)は、池田に住んでいた小林一三翁がモデルやと思う。



 それならばこのドラマを池田の町おこしに使わない手は無いわけで、
 これは池田市内で見られたイメージキャラクター。



 池田市内にオープンセットの場所を提供した関係で、五月山公園にオープンセットを公開してたこともあった。
 前の携帯で撮ったもので、汚い写真でごめんなさい。



 そしてこれは原作の「てるてる坊主の照子さん」を記念したモニュメント。

 その後もラーメンの町とか、いろいろやってはりました。


 そして今は落語の町?。



 さて、放送終了後、通常なら3ヶ月~半年ぐらいでDVDの発売となるのに、3年もかかったのは、番組で使った楽曲をDVDで出す許可がとれなかったからだそうで、今回やっと総集編で使用した分は許可がとれた。
 どうせDVDで販売するのがわかtってるなら最初から話をつけとけばいいのに、とか思うのだけどそういうものではないのか?。
 本放送で使用したものは未だ許可が出ない曲もあるそうで、前途は明るくないが、コアなファンは総集編では納得しない。NHKにはがんばって完全版の発売をしていただきたいものだ。


 by きりん

関連記事
調