2010年04月05日
お宅拝見 千里山団地篇
もうすぐ建て替えで消えてしまう千里山団地。
その見学会が、UR都市機構の許可を得て、団地愛好家集団 プロジェクトDによって開かれるので、参加してきました。
千里山団地は1957年(昭和32年)につくられた、公団住宅としては古手の団地です。
そのため団地のつくりも確立されてなくて、いろんな試行錯誤が見られるのが団地愛好家の興味をそそるようです。
さっそく目的の団地へ移動。
テレビの取材まで来ておおごとになってます。
放送は明日5日の18時過ぎのNHK関西ローカルと12日の18時17分過ぎのABCローカルの予定。あくまで予定です。
まずは1件目の物件、2Kのお部屋でございます。
プロジェクトD代表の吉永さんの案内で見てまわってます。
この部屋の特徴はサンルーム。
下のガラス戸を動かすと、
窓が開いて外気を取り入れられる。
1957年当時は、クーラーなんてものが普及してませんでした。
これは夏涼しく過ごす工夫なわけですね。
ガラス張りだから冬は日当たりがよくて暖かい。
うまいことできてます。
キッチンから見た阪急千里線、千里山駅。
団地ができた頃はここまで駅が伸びてなくて、引込線があったはず。
二件目の物件でございます。
こちらも2kのお部屋。
特徴はバルコニー。
下を横切る道路は私が小学校時代に6年間通い続けた通学路。
右手の駐輪場はかつてテレビ公園と呼ばれた、街頭テレビのあった公園のあったところ。
ここに住んでた人は、ばたばた学校を往復したり、公園で遊びまわってる私を見ていたのかな、などと感慨にふけるのでした。
話がそれましたね。バルコニーの特徴。
お風呂から直接バルコニーに出られること。
会社から帰って、お風呂に入って、そのままの格好でバルコニーでビールをぐび。
あ゙~極楽極楽♪
じゃなくって、
その頃は洗濯機という物も普及してなかったんですね。
だからお風呂で洗濯して、そのまま洗濯物をバルコニーで干せるようになってたのです。
その後団地内を見てまわって、やってきたのは給水塔。
説明してくれるのは日本給水党の給水塔UCさん。
給水塔に魅かれて、いろいろ調べている方で、いろんな薀蓄を語っていただきました。
給水塔の下はちいさな公園になっていて、西側に景色が開けてます。
当然夕陽が見られる日もあるわけで、こんな光景もみられることも⇒⇒⇒
町というのは、時間をかけて少しずつ姿を変えてゆくのが自然なことだと思います。
約50年前、わずか数年の間に出来上がった団地が、ほとんど姿を変えずに年月を経て、今また数年で姿を変えようとしているのはなんとも不思議なことです。
その次の50年はどんな町が育っていくんでしょうね。
by きりん
コメントありがとニャ~
団地愛好家集団ってあるんですね!!
確かにいろいろ試行錯誤して作ってるんやなぁ
っていうのがよくわかります^^
お風呂からベランダへ直接出られるって、
なんか女子的には落ち着きませんが(笑)
確かにいろいろ試行錯誤して作ってるんやなぁ
っていうのがよくわかります^^
お風呂からベランダへ直接出られるって、
なんか女子的には落ち着きませんが(笑)
Posted by じゅんこ at 2010年04月05日 18:50
じゅんこさん
好きになったきっかけは皆さん様々なんでしょうけれど、昔住んでた人とか多いんじゃないでしょうか。
好きになったきっかけは皆さん様々なんでしょうけれど、昔住んでた人とか多いんじゃないでしょうか。
Posted by きりん at 2010年04月05日 19:10
初めて聞きました(笑)団地愛好家。面白いかも!というか今住んでるとこ団地みたいなレトロなマンションですが…
Posted by ベティニャン at 2010年04月05日 21:55
私自身はそれほど団地に興味があるわけではないのですが、好きなことをつきつめてゆく気持ちはよくわかります。
Posted by きりん at 2010年04月05日 22:09