2011年09月14日
すっ飛ばし東海道線史

続きです。
京浜東北線の北浦和駅で電車を撮影した後、
さいたま市の"鉄道博物館"に行きました。
わーい!電車がいっぱーい!!
全部紹介するときりがないので、東京-大阪間、東海道線の車両の、特に自分好みのところをば披露します。

最初は1872年(明治5年、)日本で最初に開通した鉄道、新橋-横浜間で走った1号機関車。
機関車は小さいが、客車も小さかった。

時代は60年ほどすっ飛ばして1930年代。
昭和の初めに特急「富士」に使われた一等展望車。
数ある展示車両の中で、これがいちばん見たかった。

この頃の鉄道車両は1等、2等、3等に分かれていて、1等車は最高級のグレード。
それゆえ室内も超豪華。

中でもこの車両は漆塗りの壁に金メッキの装飾金具を用いた、
桃山式と呼ばれる装飾が施されておりました。
絢爛豪華ではありますが、霊柩車みたいとも言われたとか。

また30年ほどすっ飛んで1960年代。電車特急の時代が到来しました。
展望車のかわりに登場したのが特急「こだま」などに使われたパーラーカー。
実物が残ってないので模型です。
…弁天町の交通科学博物館の模型のほうが出来がいいな…
この電車についてはだいぶ前に懇々と語らせてもらってるので、
今回は鉄道博物館でみつけた「こだま」関連の小ネタをいくつか。

ガラスの映り込みでわかりにくいですが、パーラーカーの座席のレプリカ。
一人掛けの座席が14席並んだ開放室の座席です。
思ったより背もたれが低かったのね。

「こだま」形電車が時速163kmのスピード記録を打ち立てた記念のプレート。
電車の正面に取り付けられていました。

「こだま」の実物はないけど、同じ時代の特急「とき」が展示されてます。

室内。今で言うところの普通車です。
座席はリクライニングシートではありません。
こういう座席で長時間の旅をしていたのです。

天井の写真。
当時、電車は音がうるさいと云われていたので、防音対策にかなり配慮したそうで、
天井には放送スタジオに使われた吸音板が貼られていました。

時代は少しすっ飛んで1964年(昭和39年)。
東海道新幹線の開通で東京-大阪の往来は飛躍的な変化を遂げます。
その10年前はまだ展望車のついた特急列車が8時間かかっていたのが、
半分の4時間になりました。
この時代の技術の進歩はとてつもなくすっ飛んでたのだなあと感想をもらして、
このブログはおしまい。
by きりん
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霊柩車って・・・
でも、昔のことってホンワカするよな。←オジンか??
でも、昔のことってホンワカするよな。←オジンか??
Posted by あほん
at 2011年09月15日 08:32

一昔前の、優雅な車両、いいですね!!
Posted by あんちゃん at 2011年09月15日 09:38
あほんさん
懐かしいからほんわかするのでは。
あんちゃん
優雅ですが、利用できるのは優雅な人たちだけでした。
懐かしいからほんわかするのでは。
あんちゃん
優雅ですが、利用できるのは優雅な人たちだけでした。
Posted by きりん at 2011年09月15日 13:45