2015年10月28日
パンダ列車よ何処へ行く

10月30日をもって、JR西日本の特急「くろしお」や「こうのとり」などで使われている381系電車が姿を消します。
1978(昭和53)年、紀勢線の電化とともに関西へやってきて37年走り続けてきました。

また、山陰線方面で使われている車両は、赤とクリーム色の国鉄特急の色を装ってますが、
この塗り分けもなくなるそうです。

1958(昭和33)年11月1日に特急「こだま」で使われて以来、あと1日で57年になるところだったのですが。
古い電車が去り行くのは致し方ないことですが、では次に来るのはどんな電車?

すでに3、4年ほど前から新型の電車が導入されていたのですが、
今回は北陸新幹線の開業で余った特急「しらさぎ」用の電車がやってきます。
写真はほぼ同じ形の「サンダーバード」ですが。

去就が気になるのは「くろしお」のパンダ列車。
以前にも書きましたが、「くろしお」の車内に置かれているパンダの座席。
この列車に乗ればだれでも座って記念撮影ができるという趣向です。
3年前にもなくなりそうになったけど、別の車両に移し替えて残ってきましたが、
今後のことはよくわかりません。
紀勢本線は多くの観光スポットがあります。
中でも代表的なのは白浜。
道路事情のよくない場所でしたが、最近高速道路がすぐ近くまで伸びてきました。
白浜駅から温泉街までバスで約15分。
アドベンチャーワールドなど他の観光施設もそれぞれ離れていて、公共交通だけで動き回るのはマイカーと較べると歩が悪いように思われます。

最近、乗って楽しい列車ってのが流行ってます。
どこかへ行くために乗るだけでなく、乗るために乗る列車。

パンダ列車はそこまで大層ではないけど、「くろしお」に乗る楽しみのひとつだったんですけどね。
マイカー利用者も乗ってみたい列車、できたらいいのにな。
by きりん
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