松屋きりん亭　〜ぼちぼちですニャ

　新車でーす。

　国鉄 153系急行電車　　

　例によって鉄道模型でございます。

　1958年（昭和33年）～1962年（昭和37年）に製造された、急行列車用の電車です。



　今のＪＲでは急行列車というのがほとんどなくなってしまいましたが、昔は特急列車というのはその名のとおり、「特別な急行列車」で、大阪弁で言えば「ええし」、いまどきの言い方だと「セレブ」の乗り物だったのです。



　で、庶民は急行とか準急とか、あるいは普通列車で旅したものです。
　1961年（昭和36年）、東海道新幹線ができる前の大阪→東京の所要時間は、
　特急電車で6時間30分
　急行電車で7時間30分
　普通列車は13時間半～14時間もかかってました。

　所要時間で較べてみると急行電車のコストパフォーマンスは高いんじゃないですか？。

　そのかわり、冷房はついてません。
　座席も背もたれが垂直のやつ。

　それでもみんな我慢して、旅に出張に出かけ、戦後日本の高度経済成長を築き上げてくれたのです。
　お父さんお母さんありがとう。



　模型の話に戻ります。
　153系電車の模型は以前から持ってまして、


　以前ちらっとご披露したこともあるのですが、



　今回のはでかい。
　HOゲージ、80分の1スケールの模型です。
　そのぶんお値段も高かったー。
　安いボーナスふっ飛んでしまいました。



　車種は1961年（昭和36年）ごろの東海道線の急行列車の感じになるよう選んだのですが、その中の一両。
　サハシ153形。

　車両の半分が座席車、もう半分（右側）がビュフェという立ち食いの軽食堂になっています。



　このビュフェの売りは、にぎり寿司のカウンターがあったこと。
　大人気だったそうですが、職人さんの手配がつかないのと、はやってたけど儲からないので、後に蕎麦屋さんに変わってしまいました。

　電車の中で富士山を眺めながら寿司をアテに一杯飲める。

　ええなぁ～～！！

　長い旅の間のほんのひとときの贅沢、味わってみたかった。


　それはさておき、
　この製品、細かい部品を自分で取り付けなければいけません。
　眼が遠い者にとってはしんどい作業なのですが、
　部品の一部が別の部品と間違って入ってるという、メーカーのトミックスのミスが発覚。

　正しい部品は製造中で、１月中旬に模型屋さんに届くので、引き取りに行かなければならない。

　高い買い物してんねんから、そっちから送って来い！！


　心の叫びでした。


　ｂｙ　きりん


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